火曜日, 5月 07, 2013

本:(日本人)

 大好きな橘玲の本。図書館に予約を入れて、一年近くかかってやっと回ってきたのだが....

 政治や経済に対しての分析は良いと思う。橋下さんが何で石原さんと組まなくてはならなかったのか、この本を読んで納得がいった。

 ただそれ以外のところはよくない。一冊の本の中で辻褄が合っていなかったり、あの本をよんでなんでそうなる?とか、こっちの本は読まなかったのか?とか、突っ込みどころ満載。終盤の、インターネット関係では twitter をやっていないのは明らか、「ネットオークションの道徳」は「フラット化する世界」の劣化コピーにしか見えない。

 他にすぐに見つけられるところでは、「評判の限界効用は逓増する」って根拠は?というか、評判の「一単位」ってなに?

 橘さん、書きたいのはわかるけど、経済と、せいぜい政治的イデオロギーぐらいまでに押さえた方がいいと思う。

 きっと他の分野は素質がない。遺伝的に。

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