木曜日, 3月 01, 2012

エルピーダ破綻とサンバー生産終了

エルピーダが破綻した。巨額な投資+高度な技術力が必要な DRAM の製造メーカーで、日本の大手が合併してできたものなので、よもやつぶれることはないだろうと思っていたが駄目だった。

 「巨額な投資+高度な技術力」が必要な分野では日本には競争力がない、ということだ。


 時を同じくして、スバル・サンバーの生産が終了したそうだ。スバルの軽がどうした?と言われそうだが、2012年1月の軽貨物の販売実績でシェア18%、3位のブランドである。4気筒エンジン、四輪独立懸架と軽乗用を含めても他に類を見ない特徴を持っいたのだが、燃費・環境対応への投資に耐え切れず製造中止とか。
 軽自動車全体の販売台数ではスズキ 42,328台、ダイハツ 53,794台(いずれも OEM 含まず)に対してスバル 8,755台(OEMはしていない)。ざっと 1/6。確かに、これで「環境にやさしい、燃費の良いエンジン」の、最近の異様にレベルの高い競争の中で生き残っていくのは無理だろう。

 こちらは国内限定市場で「巨額な投資+高度な技術力」がないと生き延びていけない世界になってしまった。

 世界のなかで日本は生き残っていけるのだろうか?

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