日曜日, 7月 18, 2010

登山記:大雪山系 黒岳 2010-07-17

 一昨年の年賀ページに羊蹄山山頂の写真を載せ「2008年はもう少し上を狙います」と書いた。なので、羊蹄山の 1898m より高い山に登ろうと考えていたのだが、素人が簡単にに登れてあまり高くない山(高すぎると次が大変 (^^;)はあまりない。
 大雪山系の黒岳は、ロープウェイとリフトを乗り継いで7合目まで上がれる上に、標高 1984m と絶妙な標高なのだが、登山口が層雲峡温泉の中にあり札幌から日帰りするにはちょっときつい。
 高速道路を使えば片道3時間ほどなのだが、高速料金を五千円以上も払ってまでは行く気になれなかった。

 民社党が公約の一部を果たして高速道路の一部無料化実験を開始したのが6月28日。開始直後の混雑が落ち着いたら行ってみようと思っているうちに就職が決まって何やかやとバタバタしてそれどころでは無かったのだが、仕事の方も一山超え、三連休の初日が晴れそうだということで思い切って行ってきた。

 当日、8時過ぎには出発しようと思ったのだが、結局家を出たのが 08:45、札幌 IC から高速に乗り、途中2回ほど短い休息、高速道路から分岐した無料の自動車専用道路を降りたところでドライブインで30分かけて昼食、ロープウェイ山麓駅着が 12:20。所要時間は実質三時間強というところか。

 家の中に何年も前に買った靴擦れ防止用のシートがあったので、それを両方の踵に貼り、持っている中でもちょっとヘビー目のトレッキングシューズに履き替え。
 12:40 発のロープウェーに乗って5合目へ。少し歩いてリフトに乗り7合目で降りる。雪の無い時期にリフトに乗ったのは何年ぶりだろう?

 登山口にある紙に入山の記録をしたのが 13:15、

 最初のほうは傾斜が急なわけでもなく、角材で整備された階段状のところが多かったのだが、妙に息が上がる。脈拍が瞬間最大で200は行ったのではないだろうか?今にして思えばいきなり標高 1520m から上り始めたわけで、体のほうが全然ついていかなかったのだろう。また、下ってくる人がかなり多く、道を譲ってもらうとつい急いで登ってしまったせいもあって自分のペースで登れなかったのも原因の一つか?9合目あたりでようやくペースがつかめたのだが、そこまではゼイゼイ言いながら上りつづけた。
 それでも山頂到着までは 1:20 で、1:30 のコースタイムよりは少し早いぐらい。山頂部分を一周して写真をとって歩いたが、降りるには早すぎる。足の調子も悪くないので足を伸ばして黒岳石室まで行ってみることにした。

ちょっとハードなハイキング程度の道のりを20分ほどで黒岳石室に到着。広場のテーブルで相席した先客に「とまっていけば良いのに」といわれたが、カロリーメイトで腹ごしらえをして出発。
 山頂をもう一度一回りしてから下山の途につく。下りでは、右ひざを曲げるのが少々きつかったが、それでも以前の羊蹄山のときのような、曲げると激痛が走る、というようなことはなく、無事下りきった。

 登山口の名簿に書いた下山時間が 17:20。トラブルもなく無事下山できたが、4時間じゃ羊蹄山の片道にもならない。

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 毎度毎度踵にマメをつくり、それが破けて靴擦れを作っていた。今回引き出しの奥から出てきたまめ・靴ずれブロックというのを使って見た。そのおかげか、踵は多少赤くなった程度で肉刺にならずに済んだ。
 恐らく肉刺が出来ると膝が痛み出して、破けると痛くて曲がらなくなるのだろう。この手のアイテムを上手に使って膝の痛み無しで羊蹄山を登れるようになりたい。
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 下山途中、リフト乗り場で中国人の団体さんと一緒になった。一緒にリフトを降りてロープウェイをまって麓まで降りてきた。ふもと駅のパンフレット置き場は中国語が一番上。
 今の北海道観光を支えているのは中国人か。

 
 
 

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